組込みコンピューターは、OA機器や家電製品など幅広い分野で使われており近年では、ネット接続を行なって消費電力の管理を行ったりパソコンやモバイル端末など他のコンピューターとネットワークを介して連携したりする為に、ネットワークやデータ管理を行っています。組込み系プログラマは、OA機器用のソフト開発を行なう機会もありますのでOA機器用のプログラムに関しての知識を知り、経験を積みながら技術を蓄えておくと活躍の幅が広がります。更に、従来の組込み分野のプログラムだけでなく、LANなどを使ったネットワーク接続時の動作に関しても意識をしてプログラムを開発していくことが重要になってきています。
組込み系プログラマになるためには、どの分野に進みたいのかを明確にしておいた方が良いでしょう。なぜなら、企業毎に製品に使われている組込みボードはそれぞれ異なってきます。組込みボードが異なると、当然ながらソフト開発の工程やアプローチも異なってきます。また、搭載されている
プロセッサや各種チップも違いますので、高度な知識と開発能力が要求されます。しかしながら組込みプログラミングの基本仕様は、どの組込みボードでも同じですので大学などで基礎を築き、メーカーに就職してからメーカーが採用している組込みボードに合わせたソフト開発を行っていくことになります。組込み系プログラマの募集は派遣会社でも行われていますが、最初に学校を卒業してメーカーで正社員として経験を積んでおいた方が体系的にプログラム開発のことを学んでいくことが出来ますので有利です。そして経験を積めば様々な組込み機器やプラットフォームに対応することが出来ます。