”LPIC”(Linux Professional Institute Certification・エルピック)とは、Linux技術者認定機関(NPO)である”LPI”が主催・実施する、Linux技術者認定試験です。特徴としては、中立的なベンダーニュートラルな資格であり、世界規模の実施と、Linuxの認定資格としては世界最大で取得すれば世界に通用する、といったところから様々な企業で取り入れられてきました。また、全世界で43万人以上が受験し、15万人以上の認定者がいる状況ですが日本国内でも受験者が約24万人ほどと、国内でLinuxが採用されるケースが高まっている傾向から世界の中でも日本の受験者数の多さが目立つ状況で、IT系の取得したい資格の人気が最も高くなっています。その理由としては、Linuxの需要が高まっていることから転職に強い資格の1つともいわれ、合格率も比較的高く他の情報処理系資格よりも取得しやすいことがあげられますので、ぜひ取得しておけばシステム・インフラ技術者のスキル面でより有利になり、選択肢も広がります。
LPICの試験構成は、下記のように3つに分類されています。
・レベル1(LPIC-1)
Linuxの基本操作・システム管理の基本を中心として、Linuxディストリビューションを利用するために必要な知識を幅広く問う資格です。
・レベル2(LPIC-2)
Linuxの応用的なシステム管理やサーバ構築のために必要な知識を問う資格です。
・レベル3(LPIC-3)
レベル3の認定試験は2種類あり、基本認定である「LPIC-3 Core」を受けて、合格認定した後に専門認定である「LPIC-3 Specialty」(2科目)を受け、合格して全て認定されます。
ステップアップの流れとしては、レベル1から順に各レベルを取得していきます。また、レベル1・レベル2を取得するためには、各101試験と102試験の2科目全て合格する必要があります。
試験時間
各90分
問題数
各60問
受験料
(レベル1・2)各15,000円+税 (レベル3)各30,000円+税
試験日
随時(全国各会場による)
(2015年7月現在のデータになります)